2015年11月6日金曜日

多摩連帯ユニオンNEWS(JR版) 第10号 2015年11月4日

https://drive.google.com/file/d/0B2HgPUAlbi38cUhuSjY2d0F2eDg/view?usp=sharing


秋葉原駅の外注化をとめよう
狙いは転籍と非正規化

 JR秋葉原駅が、子会社であるJR東日本ステーションサービス(JESS)に全面外注化されようとしています。狙いはJR本体の労働者の子会社への転籍とすべての労働者を非正規にたたき込むことです。
 業務を請け負うJESSは100%JR東日本が出資する子会社ですが、生涯3回の昇給しかなく、10年、15年働いても年収は200万円程度にしかなりません。労働条件のあまりのひどさに、人を募集しても集まらないのが現状です。
 秋葉原駅は一日数十万人が利用する大規模駅であり、90人近くの労働者が働いており、そのうち約30人が契約社員(GS)です。全面外注化となれば契約社員の雇い止め、JESSへの再就職の強制(事実上の転籍!)が増えることは明らかです。さらにJR本体からのJESSへの出向も大規模なものとなります。JRは「秋葉原駅の全面外注化を突破口に、すべての駅の外注化を進める」と言っています。このままではJR本体の業務はJESSへと移され、一旦出向になれば戻る職場はありません。こんなことがまかり通れば、JESSで働く労働者の労働条件もますます劣悪になります。

外注化は失敗した!

 「技術の継承」「高齢者の雇用の場の確保」などと言って進められてきた業務の外注化は完全に失敗です。動労千葉は10月1日に検修職場で外注化阻止のストライキを闘い、外注化の破たんを怒りを込めて訴えています。
 「列車の故障にも直接対応できず、内容がよく分からないまま検査している」
 「(外注会社の)CTSには技術も経験もない。教育訓練はJRがやるなど偽装請負だらけ」
 「出向期限の3年を過ぎたにもかかわらず、会社は出向延長を命じた。若者の出向は解除されたが、JRに戻っても構内運転の仕事はない。若者の人生をもてあそぶな」
 外注化がもたらしたものは雇用の破壊と安全崩壊だけです。秋葉原駅の全面外注化阻止は安全と生活を守る闘いです。JR本体と外注会社、正社員と非正規職労働者の団結した闘いで絶対にとめましょう。




こんな時、ご相談ください

◆突然雇い止めを言い渡された。
◆残業代が支払われない。
◆年次有給休暇などがとれない。
◆パワハラ・セクハラ、労災など。
こんな時には一人で悩まず、ご相談下さい。相談無料、秘密厳守。




戦争とめる国際連帯に5700人

 日比谷野外音楽堂で開催された11・1全国労働者総決起集会には5700人が結集し、ストライキで戦争をとめようという国際的団結が固められ、感動的に大成功しました。集会を呼びかけた田中康宏・動労千葉委員長の訴えを紹介します。

解雇撤回、外注化粉砕、戦争阻止へ怒り結集を

 戦争法に反対し、安倍政権を倒すために、そして闘う労働運動を取り戻すために全国各地、世界各地から集まったみなさん。はじめに、30年に及ぶ国鉄闘争への温かいご支援に心から感謝を申し上げます。
 6月30日、国鉄分割・民営化に伴う採用差別が国家的な不当労働行為であったことを最高裁に認めさせました。しかし、この闘いは解雇を撤回するまで終わりません。労働運動を再生するまで終わりません。そして外注化と労働者の非正規化を止めるまで終わりません。
 15年におよぶ外注化・非正規職化反対闘争の中で、私たちは新自由主義を必ず粉砕できるという確信を持ちました。CTS(千葉鉄道サービス)というJRの下請け会社の労働者が動労千葉に結集し始めています。この闘いと団結が拡大していけば、根本的にこの社会のあり方を覆すことができると私は確信します。

闘う労働組合をよみがえらせよう

 そしてもう一点、戦争を止めること、ここに力を集中して闘うことを訴えます。安倍の戦争法の狙いは、アメリカ帝国主義が画策している朝鮮半島での戦争に参戦することです。これは徹頭徹尾、資本家の利益のための戦争です。闘う労働組合をよみがえらせ、労働者の国際的な団結で戦争を止めるために、怒りの声を結集しましょう。
 貧困や非正規職化でどれだけ労働者が苦しめられてきたか。その上戦争なんて、冗談じゃない!
 今求められているのは、「国民連合政府」とか「選挙協力」などと言って労働者の闘いを国会の中に閉じ込めることですか? 違います。労働組合がストライキをやって社会に登場し、労働運動を復権することです。私たちの力はまだまだ小さいかもしれません。だけどここに集まった一人ひとりがその力を2倍、3倍、5倍にすれば社会は動き始めます。
 動労千葉は来年に向けて、第2の分割民営化を粉砕し、CTSでの春闘をやりぬくために全力で奮闘します。ありがとうございました。

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